動物の意外性

マウンテンゴリラの生態



 


マウンテンゴリラは、アフリカ中央部に位置するウガンダ、
コンゴ民主共和国、ルワンダにまたがっているビルンガ火山帯と
ウガンダ南西部にあるブウィンディ森林のみ生息しています。

ビルンガ火山群の地域は、標高が3000メートル前後もある
高地ですが、ブウィンディ森林は低地に位置しています。

だから、同じマウンテンゴリラでも高知と低地の両方の地域に
生息していることになります。

マウンテンゴリラのすべてを合わせても、800頭ほどしか
いません。

通常の動物園で見かけるゴリラは、ローランドゴリラと
呼ばれていていて、人間に飼育されているマウンテンゴリラは
現在のところ、1匹もいません。






マウンテンゴリラは、体長がオスで最大で180cmで、
メスでは、最大で160cmほどです。

オスは、生後13年後には背中の体毛が白くなり、
これはシルバーバックと呼ばれています。

生後18年が経つと、頭の部分が上方向に突出してきます。

マウンテンゴリラは、絶滅の危機に直面していますが、
最近では保護活動により、その数が徐々に増えています。

しかし、森林が減少したり、狩猟罠による事故が起きています。
また、人間から病気が感染するという脅威もあります。

通常は、シルバーバックと呼ばれるボスの群れの下で、
1つのグループを形成して、メスが数頭と子どもたちが
連れられています。

数十のグループが確認されており、その中の10グループほどが
研究や観光のために人間に慣らされています。

家族を持たず、単独行動をするマウンテンゴリラもいくらかいます。







ゴリラは一般的には、優しくて繊細な動物です。
争いが起きそうになった場合でも、威嚇攻撃の動作をしても
相手に攻撃をかけることは、ほとんどありません。

マウンテンゴリラは、ほとんど木の上に登るようなことがなく、
草が深く生えたところで生活をしています。

普通は、他のグループとの群れ同士においては、威嚇はお互いに
するものの、衝突はほとんど起こしません。

別の群れ同士の子供が、お互いにじゃれ合っている様子も
確認されています。

しかし、最近の報告によると、べつの群れのオス同士で激しい争いを
起こして、命を落としたり、子供を殺したりしているようです。




マウンテンゴリラの食べ物は、雑食であり、果実や植物などの葉
だけではなく、アリやシロアリなどの昆虫も食べています。

しかし、昆虫類は、マウンテンゴリラにとっては、
あまり好物ではなくて、食べるのはほとんどが植物です。

同じマウンテンゴリラでも、低地に生息している場合は
果実が豊富なため、主に果実を多く食べています。

マウンテンゴリラは猛獣よりも強いように思われますが
実際には、オスのシルバーバックが、ヒョウにに襲われて
捕食されたという報告もあります。

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