米海兵隊とタリバンの戦闘
アフガン戦場における米海兵隊とタリバンとの戦闘中に
米海兵隊の隊員が重傷を負う状況も少なくなかった。
2008年7月にアフガニスタン東部で数百人のタリバンの
ゲリラ部隊がアメリカ軍部隊を襲撃した事件がある。
これは、ワナトの戦いと呼ばれている。
米海兵隊とアフガンとの戦争の中では、このワナトの戦いは
最も血なまぐさい戦闘の1つであった。
連合国側の被害がかなりのものであった。
タリバンは、周りの農地からアメリカ軍の陣地やその監視所を
包囲して攻撃を加えた。
タリバンは、アメリカ軍の重火器を破壊しつくして、アメリカ軍の
戦線を突破した。
タリバンがアメリカ軍によって大砲や航空機による反撃を受ける
前に、すかさずタリバンはアメリカ軍の基地本体に突入した。
この戦いでのアメリカ兵の被害は死亡が9人、負傷27人と
他にアフガン国軍の兵士4人も負傷している。
2010年2月には、米海兵隊主導によるアフガニスタン軍は、
南部ヘルマンド州のマルジャで、タリバンの掃討作戦を行った。
このの掃討作戦により、少なくともタリバン戦闘員20人が
死亡したと発表されている。
マルジャは、数年にわたってタリバンと麻薬密売組織が
勢力を伸ばしていた農村地帯である。
今回の掃討作戦では、米海兵隊などが1万5000人投入されて
いると言われている。
タリバンアフガニスタンとヘルメット戦闘
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