レマーゲン橋の攻防
レマーゲン橋は、レマーゲンとエルペルを結んでいて、
第二次世界大戦末期にライン川で、ただ1つだけ破壊
されずに残っていた。
連合軍にとっては、まさに幸運の鉄橋であった。
連合軍がノルマンディー上陸作戦以降にドイツ本土に
侵攻する中において、ベルリンに向かうためには、
ライン川を突破する必要があった。
しかし、ヒトラーは連合軍のベルリンへの侵攻を防ぐ
ために、ライン川に架かっているすべての鉄橋を爆破
するように命じた。
ほとんどの橋が破壊されている中で、ルーデンドルフ橋
だけがそのまま残っていたのである。
これに対して、ドイツ軍はこの残されていたルーデンドルフ橋
爆薬を仕掛けて、すかさず爆破しようとしたが、失敗に終わった。
このため、連合軍の歩兵部隊や戦車が続々と橋を渡って、
向こう岸に到達することができた。
「ヨーロッパ戦線」カテゴリーの関連記事