ホッキョクグマがアザラシを襲う
ホッキョクグマは、ライオンやトラよりも一回り大きい
最大の肉食獣です。
ホッキョクグマは、嗅覚が優れているため、
氷の下を泳いでいるアザラシの臭いも察知します。
特にアザラシの子供はホッキョクグマの犠牲になります。
氷の下に隠れていても臭いでわかってしまいます。
ホッキョクグマは、氷の穴のあたりで待機して
アザラシが呼吸をするために上がってくるところを
穴から引きずり出します。
また、巨大な大人のセイウチに比べ、その子供は
かっこうの獲物になります。
反対にセイウチの親の鋭い牙の一撃をくらって
ホッキョクグマの方が致命傷を負って死ぬ場合もあります。
夏になると、海の氷が溶けるため、アザラシを捕獲する
ことができなくなります。
そのため、エサが不足する分は植物などを食べて
乗り切ります。
これはめづらしいことですが、ホッキョクグマが
イルカを捕食する場合もあります。
ノルウェーのスバルバル諸島沿岸のラウドフィヨルドで
氷上でをイルカを食べるホッキョクグマが目撃されて
います。
北極海のノルウェーでは、氷が溶けている夏季には
イルカが日常的に観察されるのはめづらしくありません。
ここで、呼吸をするために、イルカが海面に浮上した
ところををホッキョクグマが捕獲しと言われています。
「動物の狩り」カテゴリーの関連記事