原住民がライオンの獲物を奪う
ライオンがアフリカ原住民の家畜の群に襲ったりすると
その報復で、原住民がライオンの狩りをします。
槍と盾で武装した原住民は、ライオンを取り囲んで
1人づつがライオンに近づいて威嚇します。
続いて、グループで一緒になって、ライオンを槍で
突いたりします。
原住民はライオンの休んでいる場所に行き、できるだけ
近くまで忍び寄って、槍を投げるか、あるいは、直に
突いて攻撃します。
時には、ライオンに噛まれたり、さらに、殺されたりする
場合もあります。
また、ライオンが獲物を仕留めたときに、原住民が、
ライオンを追い払って、その獲物を横取りする場合
もあります。
あるとき、15匹ほどのライオンが、ヌーを倒して
むさぼっていました。
その光景を3人の原住民が見守っていました。
3人の原住民は、ライオンを観察しながら、ライオンを
攻撃するタイミングをはかっています。
そして、3人は決意を固めたのか、一斉に立ち上がって
ライオンのいるところへ歩き出しました。
たいした武器は持っていませんので、15匹のライオンに
反撃されたらどうすることもできません。
ライオンは、近づいてくる3人に気付いたようです。
オスのライオンは、3人をにらみ返しています。
奇妙なことに、不意に1匹のライオンが走り始めて、
そこから逃げ去りました。
すると、他のライオンたちも、次々と獲物を置いて
走り去って行きました。
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