口から血が出る
吐血と血痰
口から血が出ることを吐血と言います。
吐血とは、食道、胃、十二指腸から出血した血液を吐くことです。
お酒を飲み過ぎて、嘔吐を何度も繰り返した後に
口から血が出てきた場合は、吐血の可能性もあります。
また、気持ちが悪くなって、血を吐くようになった場合も
吐血と言えるでしょう。
通常の吐血は、何らかの病気にかかっていることから
おきるものです。
吐血が起きる病気として、食道炎があります。
食道炎とは、食道の粘膜が炎症を起こしている状態のことです。
食道炎の場合は、吐血以外にも、しゃっくりや胸やけが
起きることがあります。
吐血が起きる病気で深刻なのが、食道がんです。
食道がん、食道の粘膜の表面にできるものです。
この食道がんが、まだ小さいうちは、自覚症状もほとんど
無いのですが、大きくなるにつれて、食べ物がノドに
突っかかるような違和感を感じるようになります。
これと同時に、声が枯れたりまた、咳の症状も顕著に
なってきます。
もう1つの吐血が起きる病気として、胃潰瘍があります。
胃潰瘍になると、みぞおちが痛むようになります。
また、胃もたれや、吐き気、胸焼けなどの症状も
現れてきます。
たんに血が混じっている場合を血痰(けったん)と言います。
血痰の場合は、通常は、咳をしたときにたんと一緒に出てきます。
血痰であると確認された場合は、肺がん、肺結核、肺炎、
心不全などのように、色々な原因が考えられてきます。
このため、どの病気によるものかわかりにくいために
医師への診断をオススメします。
血痰を診断するために、たんの検査、血液検査、エックス検査などが
行われます。
胃潰瘍がわかる解説
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