大腸ポリープへの予防
大腸ポリープの発生を予防する食事
大腸がんの予防としては、まづは大腸ポリープを発生させない
ことが大切です。
すべての人が大腸ポリープが発生する体になっている
わけではありません。中には全く大腸ポリープが発生しない人も
いるようです。
腸内には、乳酸菌などの腸内細菌が住み着いています。
腸内細菌には、善玉菌、日和見菌、悪玉菌との3種類があります。
善玉菌は、ビフィズス菌などのように、我々の健康に役立つものです。
悪玉菌は、腐敗物などをつくることにより、有毒物質を発生させます。
日和見菌とは、善玉菌と悪玉菌のどちらにもなり得る菌です。
腸内細菌のほとんどは、大腸に住み着いていて、大腸内にポリープや
がんのできやすい環境をつくっています。
大腸ポリープが大きくなると、がん化する可能性が大きくなります。
大腸の中で、ポリープやがんが特にに多くできる場所は、
肛門のあたりに近いS字結腸と直腸の部分です。
これらの箇所では、大腸がんの約70%を占めているのです。
大腸がんの発生は、食生活に大いに関係があります。
肉類などのタンパク質は、悪玉菌の栄養源になっています。
このため、毎日の食事で多く肉類を多く食べ続けると
悪玉菌が増えて、大腸ポリープができやすくなります。
天ぷらなどを揚げるときは、衣を少なめにした方がよいでしょう。
反対に、食物繊維は善玉菌の栄養源になります。
この食物繊維には、悪玉菌が作り出している有毒物質を
体の外側に排出してしまう機能があります。
食物繊維を摂り入れることが、大腸がんの予防につながる
ことは、すでに実証されています。
それでは、どのような野菜が食物繊維を多く含んでいるのでしょうか。
キュウリやトマト、レタスなどには多くの食物繊維を含んでいません。
食物繊維の多い食物は、切干ダイコン、ゴボウ、海藻類、コンニャク
大豆やいんげん豆ような豆類です。
大腸ポリープの抑制で特に効果の大いのが、ヨーグルトです。
ヨーグルトなどに含まれるたんぱく質のラクトフェリン
大腸ポリープが大きくなると、がん化することになるのですが
ラクトフェリンは、この大腸ポリープを縮小させる効果があることが
調査報告されています。
ヨーグルトの容器の表示には、ブルガリア菌、ビフィズス菌などと
色々な善玉菌の種類が書かれています。
これらの菌は、腸内にそのまま、ずっと付着してはいないため
毎日、摂取する必要があります。
ビフィズス菌などの菌以外にも、オリゴ糖があります。
このオリゴ糖は、ビフィズス菌のエサになるため、一緒に摂ると
効果があります。
大腸ポリープの特徴は、これができる人とできない人がいる
ということです。
大腸ポリープが発見された場合は、大腸ポリープができやすい体質に
なっていますから、定期的に検査を受けることが大切です。
大腸ポリープの便潜血検査に注意
Sponsered Link「がん対策」カテゴリーの関連記事