フェニックスミサイル 命中率
AIM-54 フェニックスミサイルは、長射程空対空ミサイルであり、
F-14 トムキャット戦闘機専用の兵器です。
F-14には最大6発まで搭載できますが、このミサイルはどの
くらいの命中率があるのかが気になります。
試験においては、80%以上の高命中率を記録しており、
イラン・イラク戦争において、イラン軍は不確定情報ながら
F-14の発射したフェニックスミサイルでイラク軍機を多数撃墜
していると言われています。
ただし、アメリカ軍に配備されていたフェニックスミサイルは
撃墜を記録していないようです。
このミサイルの最大特徴は、超長距離アクティブレーダー
ホーミング空対空ミサイルであり、最大射程は210kmにも
達します。
他のミサイルと比べて広範囲の空域をカバーできる性能を持って
います。
●テスト段階の命中率
フェニックスミサイルはその開発とテスト段階で、比較的高い
命中率を示しました。
具体的には、テスト中に発射された56発のうち43発が目標に
命中し、命中率は約77%でした。
このデータは、制御されたテスト環境下でのものであり、
理想的な条件下での性能を反映しています。
●実戦での命中率
実戦での命中率はテスト段階とは異なり、変動が見られます。
アメリカ海軍は1999年にイラクの航空機に対して3発の
フェニックスミサイルを発射しましたが、いずれも目標に
命中しませんでした。
フェニックスミサイルの命中率には、以下のような多くの
要因が影響します。
●射程と高度:
ミサイルの射程や発射高度によっても性能が変動します。
高高度からの発射では、空気抵抗が減少し、より長距離を
カバーできるため、命中率が向上する場合があります。
●目標の回避行動:
目標がチャフなどの対抗手段を使用してミサイルを避ける
ことができます。
●電子戦:
敵の電子戦装置によってミサイルの誘導が妨害されること
があります。
総じて、フェニックスミサイルはテスト環境下では高い命中率
を示しましたが、実戦での使用時には複雑な要因により命中率
が低下することが確認されています。
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