フォークランド紛争のアルゼンチン軍
フォークランド紛争は、1982年に南大西洋のイギリス領
フォークランド諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島)
の領有を巡って発生したイギリスとアルゼンチンの紛争です。
この紛争は、アルゼンチン軍がフォークランド諸島とサウス
ジョージア島に侵攻し、イギリス軍が反攻して勝利した結果、
イギリス側がフォークランド諸島を奪還しました。
この戦争は、冷戦下で近代化された西側諸国の軍隊同士による
初めての紛争であり、「兵器の実験場」とも称されました。
フォークランド紛争(1982年)におけるアルゼンチン軍は、
海軍、空軍、陸軍の三つの主要部隊で構成されていました。
紛争は1982年4月2日にアルゼンチン軍がフォークランド諸島
を占領することで始まり、6月14日にイギリス軍が奪還する
ことで終結しました。
●海軍
アルゼンチン海軍は、紛争の初期段階で重要な役割を
果たしました。
特に、以下のような行動が注目されます。
潜水艦部隊:
アルゼンチン海軍の潜水艦は、イギリス艦隊に対する攻撃を
試みました。
有名なエピソードとして、潜水艦ARAサンタフェがフォークランド
諸島周辺で活動しました。
艦艇:
空母「ベインティシンコ・デ・マヨ」を中心に、駆逐艦や
フリゲート艦が展開されました。
しかし、イギリス海軍の核潜水艦「HMSコンカラー」によって
巡洋艦「ARAヘネラル・ベルグラノ」が沈められる事件も発生し、
その後、アルゼンチン海軍の活動は大きく制限されました。
●空軍
アルゼンチン空軍は、紛争において非常に積極的な役割を果たしま
した。
特に、次のような作戦行動が知られています。
戦闘機と攻撃機:
ダッソー・ミラージュIII、ダッソー・スーパーエタンダール、
A-4スカイホークなどの戦闘機や攻撃機がイギリス艦隊に対して
多数の空爆を実施しました。
特に、エグゾセ対艦ミサイルを使用した攻撃は大きな戦果を挙げ、
「HMSシェフィールド」や「アトランティック・コンベア」などの
イギリス艦艇を損傷させました。
輸送機:
物資や兵員の輸送にも空軍の輸送機が用いられ、補給や強化が
図られました。
●陸軍
アルゼンチン陸軍は、フォークランド諸島の地上防衛を担当しました。
アルゼンチン軍は、当初優勢に立っていました。
イギリス軍よりも兵員数や艦艇数で上回っており、島の主要都市を
占領していました。
しかし、イギリス軍は徐々に戦力を増強し、反攻を開始しました。
アルゼンチン軍は、この戦争において多くの犠牲者を出しました。
また、イギリス軍よりも多くの兵力や艦艇を投入していたにも
かかわらず、敗北を喫しました。
この戦争は、アルゼンチン軍にとって大きな打撃となりました。
戦争の敗北は、軍の士気を低下させ、軍政権の崩壊を招きました。
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