機関銃の規格
現在の自衛隊では、明確な区分はないものの、基本的には
口径が20mm未満のものを機関銃と言い、20mm以上のものを
機関砲として運用しています。
機関銃(Machine gun)は、弾薬を自動的に装填しながら
連続発射する銃であり、略して「機銃」とも呼ばれます。
日本の防衛省では、「脚・銃架などを用いて、安定した
連続射撃を行うもので、小銃に比べ射程及び持続発射能力
が勝る銃」と定義しています。
機関銃の規格は、主に以下の要素によって分類されます。
●口径
機関銃の口径は、銃弾の直径でミリメートル(mm)で
表されます。
一般的な機関銃の口径は以下の通りです。
小口径(5.56mm~6mm):
軽機関銃によく使用されます。
軽量で取り回しがしやすいのが特徴です。
中口径(7.62mm~8mm):
重機関銃によく使用されます。
威力があり、長距離射撃にも適しています。
大口径(12.7mm~):
対空機関銃や車載機関銃によく使用されます。
非常に威力があります。
●作動方式
機関銃の作動方式は、大きく分けて以下の3種類があります。
ガス圧式:
燃焼ガスの圧力でボルトを後退させ、薬莢を排出し、次の弾丸
を装填します。
反動式:
銃身の後退を利用してボルトを後退させ、薬莢を排出し、次の
弾丸を装填します。
ベルト給弾式:弾丸をベルト状に連結したものを銃に装填し、
自動的に送り出します。
● 冷却方式
機関銃は、発砲時に大量の熱を発生するため、冷却方式が
必要です。
一般的な機関銃の冷却方式は以下の通りです。
空冷:
銃身や銃身にフィンを設け、空気の流れによって冷却します。
水冷:銃身や銃身に水を通し、冷却します。
強制空冷:
ファンを備えて、銃身や銃身に空気を送り込み、冷却します。
機関銃の重量は、発砲時の安定性や取り回しのしやすさに影響します。
軽機関銃は重量が軽く、重機関銃は重量が重くなります。
これらの要素は、機関銃の設計や用途によって異なります。
具体的な機関銃の例としては、M2ブラウニング(.50 BMG)、
M240(7.62mm)、M249(5.56mm)などがあり、それぞれの
規格や特徴が異なります。
機関銃の弾薬は、口径によって異なります。
例えば、NATO規格の7.62×51mm弾は、弾の直径が7.62mmで、
有効射程は800mから1000m程度です。
また、自衛隊が使用している機関銃弾にはさまざまなサイズが
ありますが、最大クラスの12.7mm弾は、普通乗用車のドアを
貫く威力があります。
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