MOAB(大規模爆風爆弾兵器)
MOAB(モアブ)は、アメリカ空軍が開発した爆弾で、通常兵器
としては史上最大の破壊力を持つとされています。
MOABは、正式名称はGBU-43/B Massive Ordnance Air Blastであり、
非核爆弾としては史上最大級の威力を誇ります。
MOABはイラク戦争中の2003年に実戦配備されました。
重さ約10トン、全長約9メートル、直径約1メートルと巨大な
爆弾のため、通常の爆撃機には搭載できません。
このため大型輸送機に搭載して空中投下される。 威力が及ぶ範囲
は半径数百メートルから千メートル以上ともいわれ、きのこ雲が
立ち上るほど強烈です。
●MOABの特徴
重量:約21,500ポンド(約9,750kg)
爆薬量:18,000ポンド(約8,165kg)
爆風半径:約3マイル(約4.8km)
殺傷半径:約0.5マイル(約0.8km)
投下方法:C-130輸送機から投下
●展開方法:
MOABは長さがあるため、戦略爆撃機では搭載できません。
代わりにC-130やC-17などの大型輸送機の後部貨物扉からパレット
ごとパラシュートで引き出されて空中投下されます。
GPS誘導と格子状のフィンを使用して降下を制御し、高い命中精度
と敵の対空砲火を避けることができます。
●破壊力:
MOABは、非常に広範囲にわたる爆風と衝撃波を生み出すため、
地下構造物やトンネル、洞窟などに対しても効果的です。
その破壊半径は1マイル(約1.6キロメートル)以上に及ぶことが
あります。
●使用:
MOABは2017年4月13日にアフガニスタンのナンガルハル州で、
ISIL-KP(イスラム国ホラサン州)の戦闘員に対して初めて
実戦で使用されました。
この爆撃により、多数の戦闘員が死亡し、洞窟やトンネル網が
破壊されました。
●MOABの懸念事項
MOABは、その強力な威力ゆえに、周辺の民間人にも被害を与える
可能性があります。
また、爆発によって発生する大量の塵埃は、呼吸器疾患などの
健康被害を引き起こす可能性もあります。
MOABは地下施設や要塞を破壊するために設計されており、爆発時
には原子爆弾のようなキノコ雲が発生します。
他国でも同様の爆弾が開発されており、国際的な注目を浴びています。
MOABの使用には議論もあり、その破壊力と影響を巡って倫理的・戦略的
な観点からさまざまな意見があります。
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