カナダのラム巡航戦車
ラム巡航戦車は、第二次世界大戦中にカナダで製造された
戦車であり、アメリカのM3中戦車を元に1941年に開発された
ものです。
正確には、「ラム巡航戦車」はイギリスの指定であり、
カナダでは「ラム Mk.I」として知られています。
ラム巡航戦車は、当初は英国とカナダの戦車部隊向けに生産
されましたが、その後、ソビエト連邦、ポーランド、中国、
フランス、さらにはユーゴスラビアにも供給されました。
主に偵察や連絡任務に使用されましたが、一部は実戦で
戦ったこともあります。
ラム巡航戦車の仕様は次のとおりです。
主砲: オードナンス QF 6ポンド砲 Mk.III
副武装: 7.62mm機関銃 M1919A4 ×2
装甲: 87mm
全長: 5.79メートル
全幅: 2.67メートル
全高: 2.90メートル
重量: 29.5トン
エンジン: コンチネンタル R975 C1 4ストローク星型9気筒
空冷ガソリン 400 HP / 2,400 rpm
乗員: 5名
ラム巡航戦車の特徴は、その軽快さと機動性にありました。
しかし、装甲が薄かったため、敵の対戦車兵器には脆弱でした。
その後、より強力な戦車が登場したことで、ラム巡航戦車の
戦術的価値は相対的に低下しましたが、戦争の初期段階で
役立ったと言われています
ラム巡航戦車は、カナダがM3中戦車のシャーシ・コンポーネント
を流用しつつ、全周旋回砲塔にイギリス軍標準主砲を装備し、
車体も鋳造製に変更した新型として開発されました。
ラム巡航戦車は、1941年から1943年の間に約1,700両が生産
されました。
カナダ軍で使用されたほか、イギリス軍やソ連軍にも供与
されました。
この戦車は実戦投入されることはなく、訓練用として使用され
ました。
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