タンチョウヅル
タンチョウヅル(丹頂鶴)は、日本を代表する大型のツルで、
北海道東部を中心に生息する特別天然記念物です。
白い体に黒い翼、そして頭頂部の赤い斑が特徴的で「湿原の神」
とも呼ばれています。
●基本情報
学名:Grus japonensis
英名:Japanese crane / Red-crowned crane
分類:ツル目・ツル科
体長:約140cm、翼開長は約240cmに達する日本最大級の鳥
特徴:頭頂部の赤い皮膚が「丹頂」と呼ばれる由来。夫婦で
生涯添い遂げる習性から「夫婦円満の象徴」とされる。
●分布と生息地
国内:北海道東部の湿原(釧路湿原、サロベツ湿原、
十勝川流域など)
国外:中国東北部、ロシア極東部、朝鮮半島北部など
日本ではかつて九州以北に広く生息していたが、乱獲で一度
絶滅したと考えられたものの、釧路湿原で再発見され保護活動
が進められている。
●生態と習性
繁殖:夏は湿原に分散して営巣・育雛。5~6月頃にヒナが
誕生する。
越冬:冬は人里近くに移動し、群れで生活。釧路地域に集中
する傾向がある。
求愛ダンス:つがいが互いに舞うようなダンスを行うことで
有名。
雪原での舞は幻想的で観光資源にもなっている。
●保護状況
IUCNレッドリスト:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
国内個体数:約1,650羽(2018年調査)
脅威:電線衝突、交通事故、鳥インフルエンザ、農業施設へ
の落下事故など。
保護活動:給餌事業や人工ふ化に成功。釧路市丹頂鶴自然
公園では通年観察可能。
●観察スポット
釧路市丹頂鶴自然公園:人工ふ化に成功した施設。ヒナ
の姿も見られる
鶴居村・伊藤タンチョウサンクチュアリ:冬期に多くの
タンチョウが集まる給餌場
釧路湿原:夏場は奥地で自然の姿を観察できる
Sponsered Link

「鳥類」カテゴリーの関連記事


