台湾沖航空戦
台湾沖航空戦は1944年10月において太平洋戦争の
捷号作戦準備中において起きた戦闘です。
米海軍の空母機動部隊が台湾から沖縄にかけての航空基地
を攻撃したことに対して、日本軍の基地航空部隊が迎撃
したことで空中戦が始まりました。
この航空戦で日本軍が大戦果をあげたということで、
日本国民は驚喜にわいていました。
しかし、後日、これが誤報と判明し、アメリカ軍の損害は
軽微なものであるのに対して、日本軍は多くの犠牲者を
出しました。
撃沈したはずのアメリカ空母部隊は、この時ほぼ無傷で
進撃を続けていたのです。
大本営海軍部は事実を事前に把握していながらも、このことを
陸軍部に伝えないまま戦局は混乱していました。
この戦果が誤認された原因は、搭乗員の経験不足であることに
加えて、目標を確認しにくい夜間の攻撃だったことなどによる
誤認であることが判明しました。
このことを知らずに大戦果をあげたと思った日本陸軍は、
アメリカの大艦隊が集結しているフィリピン・レイテ島に
兵力を送りことになりました。
ここで、日本陸軍は当然ながらも惨敗することになります。
これは、日本の陸軍と海軍がお互いに連携が取れていない
ことにより起きた惨事です。
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