カシミール紛争
カシミール紛争は、インド北部とパキスタン北東部の国境付近にある
カシミール地域でインド、中国、およびパキスタンの3カ国が領有権
を主張して争っている地域紛争です。
インドは、カシミール地区に対して、ジャンムー・カシミール藩王国
が歴史的に統治していたことから、領有を主張しています。
一方のパキスタンでは、中国が支配している地域以外の全域を自国の
領土であると主張しています。
インドはカシミールをめぐって、パキスタンと印パ戦争で3度の
交戦をしています。
同じく、インドは中国とも中印国境紛争で交戦しています。
以前にイギリスが支配していたインド帝国は、現在のインド、パキスタン、
スリランカ、ネパール、バングラデシュに解体されて、イギリスによる
植民地支配が終わることになりました。
インドとパキスタンは独立しているが、カシミールは住民のほとんどが
イスラム教徒でした。
これに対して、カシミールの藩王はヒンドゥー教徒でした。
このことから、帰属が問題となり藩王はインドへの帰属を表明したが,
イスラム教徒がこれを反対して暴動が発生することになりました。
ここで、インド,パキスタン両軍が出兵しすることによって、第1次
印パ戦争が勃発しました。
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