クレタ島の戦い
クレタ島の戦いは、第二次世界大戦中における地中海攻防戦
ドイツ軍と連合国側との戦いです。
1941年5月20日から6月1日にかけて、パラシュートに
よる空挺部隊を主力とするドイツ軍とクレタ島を防衛している
イギリス軍とオーストラリア軍、ニュージーランド軍および
ギリシャ軍からなる連合国軍のと間で戦われた戦いです。
その当時、2万 7500人のイギリス軍と1万 4000人のギリシア軍
がクレタ島を守っていました。
ドイツの空挺師団の2万5000人が、クレタ島にパラシュート
降下して、31日にはイギリスなどの連合国側を降伏させました。
これにより、イギリス将兵1万1800人以上が捕虜となり,
ドイツ側は 5600人の戦死傷者を出しました。
この戦闘で、ドイツ空軍とイタリア空軍の激しい攻撃により、
イギリスの空母フォーミダブル、戦艦ウォースパイトなどの
多数の艦艇が損傷しています。
これにより、ドイツとイタリアの枢軸側の勝利が明らかでは
あったが、枢軸側の空軍と空挺部隊も大損害を受けています。
世界史上でも初の大規模な空挺作戦であったが、ヒトラーは
この作戦で多数の輸送機を失ったことに落胆しています。
このことが、これ以降の枢軸側の空挺作戦に大きな影響を
与えることになります。
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