ウェーク島攻略の失敗
ウェーク島の戦いは、太平洋戦争における日本軍とアメリカ軍
の戦いです。
ウェーク島は、北太平洋の南鳥島(マーカス島)の東南東方向の
約1,400kmに位置する小島です。
1941年(昭和16年)の日米開戦直後において、旧日本海軍
は、第四艦隊の指揮のもとにウェーク島の攻略作戦を開始しました。
ウェーク島は太平洋上の小島であり、米軍の兵力も貧弱でした。
アメリカ軍は海兵隊を主力とする500名と戦闘機12機を配備
しているだけでした。
日本軍は開戦前からウェーク島の攻略を企図していました。
日本海軍は、当初は航空機でウェーク島の陸上施設を破壊した後に
艦船に所属している海軍陸戦隊だけでウェーク島を占領する計画を
立てていました。
しかし、ウェーク島にいるアメリカ軍守備隊の兵力が予想よりも
多かったため、日本軍は兵力を追加することになりまじた。
最終的に日本軍が勝利したのであるが、これまでに連戦連勝を続け
てきた戦いにおいては比較的苦戦を強いられた戦闘でした。
ウェーク島の海岸にあるアメリカ軍の砲台の猛抗により、日本の
駆逐艦「疾風」が沈没し、旗艦「夕張」なども大きな損害を受け
ることになり、日本軍は上陸を断念しました。
また、ピーコック岬沖に巡航していた駆逐艦「如月」が敵のグラマン
戦闘機から投下された100ポンド爆弾が艦内の弾薬庫に命中して
爆沈しました。
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