西南戦争
西南戦争は、西南の役とも呼ばれていて、1877年(明治10年)
1月29日から9月24日において、現在の宮崎県・熊本県・大分県
および鹿児島県において起きた反乱です。
西郷隆盛を頭主にして起こった士族による武力集団による反乱
であり、明治初期に起きた最大規模のものです。
西南戦争は、日本国内で起こった最後の内戦であり、西郷隆盛が
挙兵した戦いで、武士の世に終止符を打たせた戦いとも言われて
います。
1877年2月に、西郷率いる薩摩軍は、大雪の中で鹿児島を
出発しました。
ここにおいて、3万の薩摩軍と官軍7万が激突する西南戦争が
始まることになります。
薩摩軍が最初に向かったのは、熊本城です。この城は加藤清正の
築いたものであり、難攻不落と言われていました。
城を守っている官軍は4,000人に対して、攻める薩摩軍は
14,000人の兵力です。
薩摩軍は直接的な攻撃をかけずに、兵糧攻めをしたのですが、
失敗に終わりました。
薩摩軍はひとりも城内に侵入することができないままで、この
戦いはおわりました。
西南戦争における最大の激戦地となったのが、田原坂(たばるざか)
です。
最新型の銃を装備する官軍に対して、薩摩軍は旧式の銃で戦って
ついには、官軍が勝利を収めることになりました。
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