Uボートの戦い
Uボートは、第一次世界大戦から第二次世界大戦の時期
に使われたドイツの潜水艦の総称です。
第二次大戦においては、Uボートは1,131隻が建造され
ました。
、
終戦までに約3,000隻以上もの商船と空母2隻、戦艦
2隻を撃沈しています。
連合国はこれに対して、積極的に対抗していたために、
Uボート側でも850隻近い損失を出しています。
これは、Uボート側にとってもかなりの損害であり、建造
されたUボートの中の75%もが撃沈されたことになります。
だから、ドイツの陸海空軍のすべての部隊の中では、Uボート
は最も死亡率が高いものになっています。
Uボートの攻撃はすさまじくて、イギリスのウィンストン・
チャーチル首相もその脅威に恐れていました。
1942年以降には、連合軍は逆探知、ソナーや航空機搭載
レーダーによる電子戦を配備することになりました。
海上においては、船団に対しては、駆逐艦の護衛がつくように
なりました。
また、空母から発進した対潜哨戒機からも攻撃をかけて、
徹底的な封じ込め作戦に出てきました。
対潜水艦用爆雷についても、従来の単純な方式に加えて
ヘッジホッグとかスキッドなどの対潜前投兵器の投入も
行うようになりました。
このため、大西洋上におけるUボートの戦いは、かなり不利な
状況になってきました。
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