イエメンの料理
イエメン料理は、中東や北アフリカ、南アジアの食文化
の影響を受けつつ、独自の風味と特徴を持っています。
豊かなスパイスと新鮮な食材が使われ、スパイシーで
ありながら繊細な味わいが特徴です。
●イエメン料理の主な特徴:
豊富なスパイスの使用: クミン、コリアンダー、
カルダモン、ターメリック、フェヌグリーク、ミント、
コリアンダーなどが多用され、料理に深みと香りを
与えます。
特に「ハワイージュ」と呼ばれるアニスシード、
フェンネルシード、ショウガ、カルダモンを
組み合わせたスパイスミックスは多くの料理に
使われます。
肉料理が中心: ラム肉、鶏肉、ヤギ肉がよく食べられ
ます。
宗教上の理由から豚肉は基本的に食べません。
海岸沿いの地域では新鮮な魚介類も豊富に利用され
ます。
パンと米が主食: メイン料理には、平たいパン
(フブズ、マルーガなど)や米が添えられることが
多いです。
煮込み料理やオーブン料理が多い: 蒸す、焼く、
煮込むといった調理法が多様で、特に「マンディ」
のような地中焼き料理が有名です。
共有の食文化: 食事を皆で囲むことが重要視され、
おもてなしの精神が強く反映されています。
●代表的なイエメン料理:
サルタ (Saltah): イエメンの国民食とも言える
人気のシチューです。
牛肉や羊肉のミンチ、野菜、スパイスを煮込み、
フェヌグリーク(フルバ)を加えることで独特の
風味ととろみが生まれます。
熱々の石鍋で提供され、パンを浸して食べるのが
一般的です。
マンディ (Mandi): 鶏肉や羊肉を米と一緒に
炊き込んだ炊き込みご飯で、イエメンを代表
する料理の一つです。
肉汁の旨みがご飯に染み込み、柔らかく調理
された肉が特徴です。
ファフサ (Fahsa): サルタに似た煮込み料理で、
細かく裂いたラム肉や牛肉を野菜やスパイスと
共にじっくり煮込んだものです。
フール (Foul): ソラマメやヒラマメを煮込んで
ペースト状にしたもので、ニンニク、レモン、
オリーブオイル、塩コショウで味付けされます。
朝食によく食べられます。
キブダ (Kibdah): 肝臓(レバー)を使った料理で、
ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、トマトなどと
一緒にソテーされます。
こちらも朝食の定番です。
マソブ (Masoub): マッシュしたバナナとパンを
混ぜ合わせたデザートで、アラビア半島全体で
人気があります。
ビント・アル・サーン (Bint al-Sahn): はちみつ
をかけた、層になったサクサクとしたケーキのよう
なデザートです。
●よく使われる香辛料・素材
クミン、コリアンダー、ターメリック
フェヌグリーク(特にヒルバとして)
ニンニク、トマト、玉ねぎ
ラム肉や鶏肉、豆類
Sponsered Link
「料理」カテゴリーの関連記事


