キムチの歴史
キムチの歴史は非常に長く、その起源は4000年ほど前に
遡ると言われています。
しかし、現在のような赤くて辛いキムチの形になったの
は比較的最近のことです。
キムチの歴史は、朝鮮半島の食文化とともに進化して
きた非常に奥深いものです。
もともとキムチは、冬の保存食として野菜を塩漬けに
したものが起源とされ、13世紀初頭にはすでにその存在
が記録されています。
当時はまだ唐辛子が使われておらず、ナスや大根、胡瓜
などを塩やニンニク、山椒で漬けたものでした。
16世紀後半、日本から朝鮮半島に唐辛子が伝来すると、
徐々にキムチにも取り入れられるようになります。
1766年の文献『増補山林経済』には、唐辛子を使った
キムチの記録が初めて登場します。
ただし、当初は千切りの唐辛子を少量加える程度で、
現在のような真っ赤なキムチではありませんでした。
18世紀後半から19世紀にかけて、中国から結球型の白菜
が伝わり、現在の白菜キムチのスタイルが確立されて
いきます。
さらに、魚介の塩辛や果物などを加えることで、旨味と
複雑な風味が増していきました。
20世紀に入ると、粉唐辛子の使用が一般化し、真っ赤な
キムチが主流に。
さらに、「キムジャン」文化と呼ばれる、冬に大量の
キムチを漬ける家庭行事が定着し、地域や家庭ごとの
味の違いが文化として根付いていきました。
ちなみに、日本にキムチが広まったのは昭和期以降で、
1975年の「桃屋キムチの素」のヒットがきっかけと
されています。
キムチの進化は、気候、農業、交易、そして人々の
暮らしと密接に結びついています。
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