モロッコの料理
モロッコ料理は、地中海料理、中世アラブ料理、ベルベル
料理、アンダルシア料理の要素が融合した、非常に多様で
豊かな食文化を持っています。
オスマン帝国の支配を受けなかったため、アルジェリア
料理やチュニジア料理に比べてトルコ料理の影響が少ない
のが特徴です。
モロッコ料理は、アラブ、ベルベル、地中海、
アンダルシア、さらにはフランスやスペインの
影響を受けた、豊かでスパイスに富んだ多彩な
料理です。
●モロッコ料理の主な特徴
豊富なスパイスとハーブ: クミン、パプリカ、サフラン、
ターメリック、ジンジャー、シナモン、ブラックペッパー
などがよく使われます。
特にクミンは非常にポピュラーで、肉料理などに添えられた
りします。
辛さは控えめで、ハーブやスパイスをたっぷりと使うことで、
素材の旨味を引き出し、まろやかな味わいに仕上げます。
オリーブオイルの多用: モロッコはオリーブオイルの生産量
も多く、料理に欠かせない調味料です。
主な食材: 牛肉、羊肉が主菜によく用いられ、南部ではラクダ
の肉を食べる文化もあります。
その他、鶏肉、魚介類、様々な野菜(トマト、キュウリ、ナス、
ピーマン、サツマイモなど)、豆類(レンズ豆、ひよこ豆、
白インゲン豆など)、干しぶどう、デーツ、アーモンド、
レモンの塩漬け、オリーブなどもよく使われます。
主食: 「ホブス」と呼ばれる丸くて平たいパンが主食です。
甘いミントティー: 食後に飲まれる甘いミントティーは、
モロッコの食文化に欠かせません。
●代表的なモロッコ料理
タジン (Tagine / Tajine):
円錐形の蓋が特徴的な土鍋「タジン鍋」で調理される煮込み
料理です。
肉、魚、野菜、果物などをスパイスと一緒に長時間蒸し煮
にするため、素材の水分や旨味が凝縮され、非常に柔らかく
風味豊かに仕上がります。
チキン、牛肉とプルーン、ミートボール(ケフタ)など、
様々なバリエーションがあります。
クスクス (Couscous):
蒸した小麦粉の粒で作られた、世界最小のパスタとも
言われる料理です。
二段式の鍋を使い、下段で肉や野菜の入ったスープを煮込み、
その蒸気で上段のクスクスを蒸し上げます。
蒸したクスクスにスープをかけて食べます。
モロッコでは毎週金曜日に食べるのが習慣とされています。
パスティラ (Bastilla / Pastilla):
ハトや鶏肉、玉ねぎ、揚げたアーモンドなどをワルカ
(薄いパイ生地)で包んで焼いたパイ料理です。
粉糖とシナモンを振りかけて食べるのが一般的で、
甘じょっぱい unique な風味が特徴です。
ハリラ (Harira):
トマトベースにレンズ豆、肉(羊肉など)、野菜、
スパイスを加えて作られる、モロッコの伝統的な
スープ料理です。
栄養価が高く、体を温めてくれるため、特にラマダン
(断食月)明けに食べられます。
ケバブ (Kebab):
羊肉、牛肉、鶏肉などをスパイスで味付けし、
串に刺して炭火で焼いた肉料理です。
ルビア (Loubia):
白いんげん豆などの豆類を、スパイスやハーブ、
トマト、玉ねぎ、ニンニクなどと一緒に煮込んだ
家庭料理です。
モロッカンサラダ (Moroccan Salad):
トマト、キュウリ、赤玉ねぎなどを角切りにし、
オリーブオイル、レモン汁、クミン、塩などで
シンプルに味付けした、さっぱりとしたサラダです。
モロッコ料理は、スパイスやハーブを巧みに使う
ことで、素材の味を最大限に引き出し、健康的で
豊かな味わいが楽しめる料理として世界中で人気
があります。
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