ようかんの歴史
ようかんの起源は中国にあり、もともとは
「羊羹」という名前の通り、「羊の肉を
煮込んだスープ」を指していました。
羊羹は、戦場や寒冷地で兵士たちが食べる
栄養食の一つであり、ゼラチン質を多く
含んでいたため、冷やすと固まる性質が
ありました。
ようかんは、日本の伝統的なお菓子で、主に
小麦粉、砂糖、卵、そして水を使って作られ
ます。
その起源は、江戸時代(1603年〜1868年)に
遡ります。
当時、ようかんは「八百屋お七」という芸者
が考案したと言われています。
ようかんは、元々はお茶のお供として提供
されていましたが、次第に日本全国で人気が
広がりました。
特に、昭和時代(1926年〜1989年)には、
ようかんの製造技術が進化し、多くの
バリエーションが生まれました。
現在では、ようかんは日本の代表的なお菓子
として、世界中で愛されています。
さまざまなフレーバーやデザインがあり、
季節ごとに新しいようかんが登場するのも
魅力の一つです。
まる羊羹の種類
煉羊羹: 寒天で固めた、ねっとりとした食感
の羊羹です。
水羊羹: 寒天の量を控えめにし、水分を多く
含ませた、滑らかな口当たりの羊羹です。
蒸し羊羹: 小麦粉や葛粉を加えて蒸し上げた
羊羹で、しっとりとした食感が特徴です。
●日本への伝来と変化
鎌倉時代から室町時代(13~14世紀)にかけて、
禅宗の僧侶が中国から日本にようかんを伝えま
した。
しかし、日本の精進料理では動物性食品が禁止
されていたため、羊の代わりに小豆や寒天を
使った甘い菓子として独自の発展を遂げました。
●江戸時代の発展
江戸時代(17~19世紀)には、現在のような
小豆と砂糖を使った練りようかんの形が確立
されました。
当時の砂糖は高級品でしたが、後に広く流通する
ようになり、庶民の間でもようかんが普及しま
した。
また、寒天を使った「水ようかん」も誕生しました。
●明治以降の発展
明治時代(19世紀後半)になると、技術の進歩に
より保存性が向上し、羊羹が長期保存できる食品
として発展しました。
特に、真空パック技術が開発されたことで、
ようかんは軍隊の携行食や災害時の保存食
としても利用されるようになりました。
●現代のようかん
現代では、小豆だけでなく、抹茶や栗、黒糖など
を使ったさまざまな種類のようかんが作られて
います。
また、日本国内だけでなく、海外でも和菓子として
人気があり、特に健康志向の高まりとともに、自然な
甘さを持つ和菓子として注目されています。
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