メスライオンがオスライオンを襲う
1匹のオスライオンを噛み付いている
オスのライオンとメスのライオンが大ゲンカするこを
よく見かけます。
メスの縄張りに、1頭のオスライオンがやってきた場合は
メスの発情期のときには、オスは受け入れられます。
しかし、よそ者のオスライオンがメスの群れに入ってきた
場合は、通常ならオスはメスたちに追い出されてしまいます。
2019年3月に、東京の多摩動物公園で飼育されている1頭の
オスのライオンが、同じ地区内で飼育されている何頭かのメスの
ライオンの集団で襲われるような事件が起きました。
オスライオンは、キズを負いながら悲鳴をあげていました。
ライオンは一頭が噛むと、他のものもも噛みに行く習性があります。
このオスはよそ者のライオンではなくて、これまでに一緒に暮らして
いました。
しかし、メスライオンたちは、このオスに対してストレスが溜まって
信頼も失っていたようです。
メスが発情したとしても、もしも、オスが交尾に興味を示さなかった
場合は、オスはメスからの信頼を得られません。
このような場合に、メスがオスを襲うことがあります。
多摩動物公園でメスの群れに襲われたオスは、数日後には元の状態に
戻っていたようです。
しかし、オスライオンはメスの群れだけに襲われるわけではありません。
メス1頭がオス1頭を襲って殺したこともあるのです。
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