十二指腸がんとは
十二指腸がんは早期発見が重要になる
十二指腸は、胃と小腸をつなぐ消化管であり、
胃から送られてきた食物を補助的にさらに
消化して小腸へと送り込みます。
十二指腸は、指を12本並べた長さがあり
12本の指の腸から、十二指腸と名付けられています。
十二指腸がんにかかる確率は、胃がんの1%以下で
極めて稀ながんであると言えます。
十二指腸がんは、早期には症状はほとんどありません。
病気が進行するに従って、胃痛、胃の不快感、胸やけ、
げっぷ、はき気などの症状が出てきます。
十二指腸がんがさらに進行していくとと、貧血、食欲不振、
体重が減少するなどの症状が出てきます。
このため、十二指腸がんに対しては、早い段階で
取り除くことが重要になってきます。
十二指腸がんの治療には、外科療法、放射線照射、
抗癌剤投与などがあります。
がんの進行具合、やがんの大きさ、患者の年齢などから
どの治療をするかを選択します。
十二指腸がんも早期に発見されれば、内視鏡によって
がんを切除することが可能になります。
しかしながら、十二指腸の壁は胃に比べる薄くなっている
ために、内視鏡を見ながらの切除には細心の注意が必要に
なってきます。
がんの大きさが2センチを超えることになると、
内視鏡での切除は難しくなるため、腹を切り開く
開腹手術が必要になってきます。
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