心筋症とは
心筋症で突然死にいたる危険性がある
心筋症は、心臓病による急死の原因の一種ですが、心筋の異常
の原因によって、心臓の働きに障害が起こる病気です。
心臓から血液を体の全身に送っているのですが、このためには
心臓の筋肉である心筋の働きが重要になってきます。
この心臓が異常状態になることが心筋症の症状です。
心筋の収縮力が落ちて、左室の壁が薄くなることによって
中の容積が大きくなるために、心臓のポンプ機能が低下します。
心筋症のには次のような症状の種類があります。
●肥大型心筋症
心室の心筋が厚くなることによって、肥大する心臓病です。
高齢者に特に多く、他にも年齢層は幅広くなっています。
この症状では、どうき・めまいなど・息切れ・胸痛・などの
自覚症状が現れてきます。
●拡張型心筋症
心筋の収縮する力が特に弱くなって、左心室が次第に
拡張していく病気です。心臓は血液を送り出すポンプの
役目があるのですが、この働きが低下すると、心不全に
なりやすくなります。特に高齢の男性に患者が多くなります。
●不整脈源性右室心筋症
右心室の心筋に異常が起こることにより、右心室の壁が
拡張したり、薄くなったりして動きが弱くなります。
自覚症状がほとんどないために、健康診断の心電図検査を
行うことによって発覚する場合が多くなります。
いづれの心筋症も突然死を起こしたり、心不全になる
危険性があります。
心筋症にならないようにするためには、脈硬化の進行を
予防することが重要になります。
そのためには、禁煙、塩分・糖分・脂肪分の摂り過ぎに
注意して、バランスのよい食事をすることが必要に
なってきます。
また、適度な運動をする習慣をつけて、過度の疲労や緊張、
アルコール類の飲み過ぎや食べ過ぎにも注意します。
心筋症になる前兆
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