くも膜下出血とは
くも膜下出血は緊急を要する病気なので放置しない
くも膜下出血とは、脳の太い血管にできた “脳動脈りゅう” と呼ばる
こぶが破れることによって、くも膜下腔が出血して、大量の出血が
出てくる症状です。
くも膜下出血の状態になると、激しい頭痛が生じてきて、
意識が低下したり、昏睡状態に陥ることがあります。
くも膜下出血は、生命の危険性が高い病気であり、特に女性に多くて
30代から40代にかけての人に起こる場合もあります。
また、遺伝にも関係があり、両親や兄弟あるいは祖父母がすでに
くも膜下出血の人がいる場合は、発生する確率も高くなります。
くも膜下出血の症状になると、ほとんどの場合は、24時間以内で
“脳動脈りゅう” が再び破裂して、死亡する危険性が高まります。
この再発防止として、脳動脈瘤の再破裂を防ぐためにクリップや
コイルによる治療などが行われることになります。。
クリップによる治療の場合は、手術によって頭蓋骨を切り開いていき、
破裂した状態の脳動脈りゅうの根本からクリップを取り付けます。
これより、脳動脈りゅう内への血液が入り込んでいくのを防ぎます。
このクリップによる治療は、再破裂を確実に防ぐことができるのですが、
体への負担がかなり大きいため、患者の体調がよいときだけ手術を
行うようにします。
くも膜下出血には前兆があり、その中に血圧の乱れがあります。
血圧が上がったり、下がったりして、絶えず変化する場合は
くも膜下出血の恐れもあります。
くも膜下出血の状態になると、急な頭痛やめまい、吐き気、
目が二重に見えるなどの症状が出てきます。
このような症状はそのまま治る場合もありますが、数日後に
大きな発作を起こして、意識不明になることもあります。
くも膜下出血は、緊急を要する病気なので、そのまま放置して
おくと、再出血を起こす危険性があるために、できるだけ早めに
病院へ行くか、救急車を呼ぶことも大切です。
くも膜下出血で命を落としやすい
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