肺炎の種類
肺炎には気管支肺炎と大葉性肺炎がある
気管支の末端や肺胞は空気の通り道ですが、ここに細菌や
ウイルスなどの病原体が感染して炎症を起こ症状が肺炎です。
肺炎が起きる場所によって、気管支肺炎と大葉性肺炎の
2つの肺炎があります。
気管支肺炎は、気管支が炎症を起こすことによって、
せきや痰の症状が出てきます。
また、発熱が伴う場合が多くあります。
大葉性肺炎の場合は、気管支肺炎のようにせきや痰の症状は
なくて、急に発熱を起こして、高齢者においては歩行困難や
意識障害などの症状が出てくる場合が多くなります。
病原体には、気管支肺炎を特に起こしやすい病原体と
大葉性肺炎を起こしやすい病原体が存在します。
肺炎マイコプラズマは、気管支肺炎を起こす代表の
病原体です。
マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌に
感染することによって起こる呼吸器系統の感染症です。
マイコプラズマ肺炎では、患者の咳が飛び散ったものを吸い込んだり、
患者と単に身近で接触するだけで感染すると言われています。
大葉性肺炎を引き起こす病原体には、肺炎球菌という
病原体があります。
肺炎球菌は、日本人が最も肺炎にかかりやすい病原体です。
肺炎球菌は、かなり厚い膜に包まれているために
からだの免疫からの攻撃に強いことから、死滅させるのが
困難な細菌です。
肺炎球菌は、ほとんどが鼻や喉に住み着いていることから、
せきやくしゃみをすると、周囲に飛び散って、人がそれを
吸い込むと感染していきます。
肺炎にかかる病原体の中では、この肺炎球菌が原因に
よるものが最も多いと言われています。
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