かゆい
かゆみには掻き過ぎに注意
皮膚に何かが付いたりすると、かゆみを感じるようになるのですが、
このとき、この不快な場所を私たちに知らせ、そこにある異物を
取り除こうとする行動を起こすことから、かゆみは生じてきます。
痛みは、皮膚だけでなく体の内部でも感じることになるのですが、
かゆみは、体内にある臓器では感じることはありません。
かゆくなると、かゆい場所を引っ掻きたりすれば、確かに
気持ちはよくなります。
しかし、掻き過ぎたりすると、皮膚を傷つけたりします。
また、湿疹などの皮膚の症状も起こしたりします。
掻き過ぎることによって、わずかな刺激にも反応してかゆみが
起こりやすい状態にもなります。
このことは、外部からの異物の付着に対する防御機能が低下
することを意味します。
さらに、体の中からは水分が外に放出されてしまうために
皮膚から水分が奪われることで乾燥肌になります。
だから、もしも、かゆい状態になったら、ある程度は掻いても
その後は、水で冷やしたりして、気分を他のことに集中させる
ようにします。
しかし、あまり長時間冷やし過ぎたりすると、反対に
症状が悪化することもあるため、注意が必要です。
皮膚に赤みや湿疹などの症状は特に見られないのに
かゆみが起きる症状があるのですが、これは、皮膚掻痒症という
皮膚の病気です。
皮膚が乾燥することによって、水分の蓄えが少なくなり
皮膚のバリア機能が弱まってしまうことになります。
このことが、外部刺激に対して敏感に反応するようになって、
かゆみが生ずることになります。
かゆみの予防対策としては、入浴時には、肌を
あまりゴシゴシこすったりせず、手やタオルなどでやさしく
洗うようにします。
肌のカサカサが生じた場合は、濃度のある程度低い
尿素入りクリームは効果的です。
かゆみの原因
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