脳死とは
脳死では回復することなくついには心臓が停止する
脳死とは、生きていくために必要な働きが不可能になり、
脳全体の機能が失われた状態です。
もしも、脳卒中や事故などが原因で脳が機能しなくなった場合、
回復することはできなくなります。
人工呼吸器または薬剤などによってしばらくの間は心臓を
動かしていることはできますが、ほとんどは数日以内には
心臓も停止することになります。
心臓は動いていても,脳幹と呼ばれる脳の中枢が働かなく
なってしまいます。
人工呼吸器をつけることで血液を体内にに送ることが
できるのですが、多くの場合は、10日ほどで心臓も
止まって完全な死亡状態になります。
植物状態に陥った場合は、脳の機能はまだ作用していて、
自分自身で呼吸ができる場合が多くて、回復の望みも
あります。
しかし、この植物状態と脳死とは、根本的に全く違う
ものです。
脳死は、何らかの病気よって引き起こされるものではなく、
つい先ほどまでは元気だった人が、突発の事故や病気から
脳死になることがほとんどです。
脳死には、頭部外傷、くも眼下出血、脳出血などがあります。
頭部外傷は交通事故や転倒などによって、頭に強い衝撃を
受けたときに起きます。
実際には、脳が心臓を動かしているため、病気や事故などで
脳がまったく働かなくなってしまうと、心臓そのものも
動かなくなってしまいます。
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