抗体検査
抗体検査はPCR検査よりも優れている
新型コロナウイルスに感染したかどうかを調べるのに
PCR検査以外にも、抗体検査というのがあります。
日本でも厚生労働省が始めていますが、複数の外国製
の検査キットが使われて、30分以内に抗体があるか
どうかが判明するということです。
抗体検査は、人の血液に含まれているウイルスへの
免疫反応で作られる物質である抗体の有無を調べる
検査です。
この検査のメリットは、検査の時点では症状がなくても
その人が実際に過去に感染したことがあるかどうかを
知ることがでるのです。
アメリカでも、新型コロナウイルスの感染者が最も多く
出ているのはニューヨーク州です。
そこで、ニューヨークでは、住民の血液の中にウイルス
への抗体があるかどうかを調べるための抗体検査を開始
しています。
現在における感染を調べる方法は、ほとんどがPCR法検査に
よるものです。
PCR検査では、ウイルスの遺伝子を増幅して測定するもので
あり、高い感度があります。
しかし、PCR検査では、鼻咽頭粘膜などのように検体の採取部
にウイルスが存在していない場合には、いくら感度を上げても
陰性になってしまう可能性もあります。
そこで、注目されるようになったのが、抗体測定法です。
新型コロナウイルスに感染すると、感染者の体内でウイルスに
対する抗体ができてくるので、これは有力な診断法となる
可能性が高くなっています。
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