医療ミス
医療ミスには医療事故と医療過誤とがある
医療ミスではないかというような事態が起きた場合は、
まづは、それが本当のミスかどうかの調査をすること
から始めます。
実際に病院側にミスがあったのか、そのときに、どのような
損害をもたらしたのかなどを判断します。
医療ミスかどうかの調査では、カルテなどの診療記録を分析
したり、専門家の医師の意見を聞いたりします。
医療ミスは医療事故として取り扱われますが、医療事故以外に
医療過誤というのがあります。
医療過誤とは、原因が人為的ミスによるもので、医療従事者が
注意を払って対策をたてていれば防ぐことができた場合を
指します。
医療事故の場合は、患者だけでなく、医療従事者にも被害が
生じた場合を指します。
複数のメンバーで構成される医療チームなどが、連携ミスを
起こした場合は、重大事故に発展することもあります。
医療事故の過去の実際例として、次のようなものがあります。
1951年8月2日に、福井県の国立鯖江病院で、2人の入院患者
が死亡しました。
女性看護師が2人の入院患者の治療のために、ブドウ糖注射する
つもりが、誤って麻酔用の薬剤を注射してしまいました。
このため、2人の入院患者はいづれも昏睡状態陥り、数分後には
死亡することになりました。
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