便秘薬と整腸剤の違い
整腸剤は穏やかな効き目がある
食生活の変化やストレスなどで腸の働きが低下したりすると
おなかが張ったり、不快な症状が起こってきます。
腸内の善玉菌が減って、悪玉菌が増えてくると、便秘になりがち
になります。
整腸剤の働きは、腸に対して善玉菌を増やして、悪玉菌を減らすように
働きかけるため、便秘と軟便の両方の症状に効果があります。
整腸剤は効き目が比較的穏やかに働きますので、もしも便秘の症状がひどい
場合には、便秘薬や下痢止め薬の方が適していると言えます。
便秘薬も整腸剤も、いづれも便秘を改善するのに効果があるのですが、
整腸剤の場合は、ビフィズス菌などで腸内の環境を整えることにより
穏やかな動きで便秘が解消されていきます。
これに対して、便秘薬の場合は、腸を強制的に刺激して、便をやわらかく
して便秘を解消します。
腸内にガスが溜まると、おなかが張って苦しい状態になりますが、
この状態を腹部膨満感と言います。
腸内で過剰に溜まったガスがうまく外部に排出されなくなると、腹部膨満感
の状態になります。
野菜や麦飯などのような食物繊維を多く含む食物を多く食べたりすると、
ガスが過剰に発生することになります。
ストレスなどで胃腸の運動が悪化するなどといった理由により、ガスがうまく
体外に排出されずに、腸内に留まってしまうことによりおこります。
便秘薬と整腸剤を共用しながら一緒に飲んでいけば、さらに便秘解消の
効果が大きくなります。
ただし、便秘薬と整腸剤では、飲むタイミングが異なっています。
便秘薬の場合は、空腹時の食前に飲むと効果があります。
反対に整腸剤の場合では、食後に飲みます。
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