脳と大腸の関係
脳と腸は行動が独立しながらお互いに関係がある
腸脳相関と呼ばれる考え方があり、腸は第二の脳とも呼ばれる
ように、独自の神経ネットを持っているのです。
だから、腸に関しては、脳からの指令が無くても独立して活動
することができます。
実際に、脳がなくて腸だけで生きている生物も存在しています。
脳と腸は、自律神経系、免疫系、内分泌系の3つが関係して
お互いに影響をおよぼしあっていますが、これが腸脳相関
というものです。
自律神経系には、交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経はストレスが生じたときに働く神経であり、また、
副交感神経は休止しているときに働く神経です。
脳から腸へ情報を伝達すると同じように、反対に、腸から脳への
シグナルを伝達することから腸脳相関と呼ばれています。
ストレスを感じるとお腹が痛くなり、便意をもよおしたりするが、
これは脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激を伝えている
からです。
反対に、腸に病原菌が感染したりすると、このことが脳に伝達されて
不安感が増すことになります。
おなかの症状だけでなく、、落ち着かないとか、眠れないとか、
食欲がない、意欲がない、などの症状は、腸と脳の間で起こる
腸脳相関によるものなのです。
この腸脳相関に関しては、すでに科学的に説明することができる
ようになっています。


「HOME」カテゴリーの関連記事