腎臓病とクレアチニン
血液検査でクレアチニン値に気を配る必要がある
血液検査を受けると、腎臓病に関係するクレアチニン値が
わかります。
クレアチニン値の基準値は、0.65~1.07 が一般的な値です。
食事制限で頑張っているにもかかわらず、クレアチニン値が
相変わらず下がらないという人もいます。
クレアチニン値が、男性で1.04以上・女性で0.79以上の数値の
人は、慢性腎臓病(CKD)であると考えられます。
クレアチニンとは、筋肉が動くときのエネルギーの源になる物質
から発生してくる老廃物の一種です。
通常の場合には、クレアチニンは血液と一緒に乗って腎臓まで
運ばれた後に、腎臓でろ過されて尿と一緒に排出することに
なります。
しかし、腎臓の機能が低下すると、腎臓の老廃物を濾過するような
機能がうまく働かなくなるために、血液中にクレアチニンがそのまま
溜まってしまいます。
クレアチニンが血液中に溜まれば、検査ではクレアチニン値が高くなり、
この値が、腎臓の老廃物をろ過する働きが低下する目安になります。
だから、血液検査でクレアチニン値に気を配る必要があります。
血液検査の中に、クレアチニンとは別に、尿素窒素という項目が
あります。
尿素窒素の基準値は、8~20 になっていて、この値が 7.0位以上
になると、かなり異常な状態であると言えます。
尿素窒素が高い、腎臓の不要物(尿素)をろ過する機能が低下して
きます。
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