肺結核と肺がん
結核の感染はほぼ100%が吸入感染によるもの
肺や気管や気管支に起こる病気には、次のようなものがあります。
肺がん、肺炎、肺結核、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺気腫、
気管支ぜんそく、間質性肺炎
血痰が発見された場合は、これは、肺や気管支からの出血が咳
とともに排泄されるものです。
一方において、消化管出血による吐血や鼻出血がのどに落ちて排泄
される場合がありますが、これは血痰とは別になります。
肺結核による血痰は、最近ではほとんど無くなりましたが、全く
無いというわけではありません。
喫煙と肺がんの関係に関しては、肺がん患者の85%は喫煙が原因
によるものです。
肺の陰影が肺結核か肺がんかであるかを見い出すための診断として
胸部CT撮影、喀痰(かくたん)検査、気管支鏡検査、CTガイド
下肺検査などがあります。
結核の感染はほぼ100%が吸入感染によるものであり、吸入感染
には空気感染(飛沫核感染)と、塵埃感染があります
空気感染では、結核患者が咳やくしゃみをしたときとか、会話をした
ときに出てきたしぶきの中に含まれる結核菌が空気中に放出される
飛沫核を周囲の人が吸い込みます。
吸い込まれた結核菌は、通常はのどや鼻に引っかかるために、簡単
には体の中に取り込まれません。
しかし、この結核菌が肺の奥まで届いていき、肺胞に達すると
と感染することになります。気道から通って、肺へと感染感染
していきます。
塵埃感染の場合は、地面に落ちた飛沫核などが、ゴミやほこりと
一緒に空気中へ舞い上がったときに、これらを吸い込むことに
よって感染しますが、塵埃感染は稀に起こる程度です。
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