受動喫煙の被害
受動喫煙の被害は深刻である
タバコは百害あって一利なしのごとく、タバコの害については
常識的になっていますが、実際の具体的な健康被害はどのような
ものでしょうか。
タバコを吸うか吸わないかの人たちを比べてみると、寿命がおよそ
10年近く違うようです。
タバコの煙には、100種類以上もの有害物質が含まれています。
その中でも、依存性の強いタールやニコチン、一酸化炭素は
一般的によく知られています。
これらの有害物質には、発がん性物質が多く含まれており、
肺がんのようながんを引き起こします。
それ以上に厄介なことは、自分が吸わなくても、他の喫煙者からの
受動喫煙のリスクも高まります。
受動喫煙により、がんや脳卒中、呼吸器疾患、心疾患の危険に
さらされることになります。
受動喫煙から受ける被害は、大人よりも子供の方が深刻な状態
です。
すでに妊娠中の時点で、受動喫煙が生まれてくる子供に影響を
及ぼしていて、流産や早産のリスクが高まってきます。
妊娠中の胎児の発育にも悪い影響を及ぼすことになります。
タバコの影響により、出産時の胎児は普通よりも体重が減少
していて、発育が妨げられています。
日本の場合は、受動喫煙の原因により肺がんと虚血性心疾患だけでの
死亡患者は年間で7,000人近くにも達しています。
夫婦生活をしている人たちにとって、、例えば、夫がタバコを毎日
吸っている場合に、タバコを吸わない妻が肺線がんになるリスクは
夫が吸わない場合よりも2倍以上高くなりま。
もしも、タバコを吸わない人が、せきや息切れ、たん、などが続く
ようになった場合は、受動喫煙が原因であることも十分考えられます。
このようなことから、タバコを吸わない人は、この受動喫煙には
絶えず意識して注意を払うようすることが大切です。
だから、できるだけ早くタバコをやめた方がよく、中高年になっても
まだ遅くはありません。
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