空母ボンホメリチャード
「空母ボンホメリチャード」とは、アメリカ海軍の
「USS ボノム・リシャール(USS Bonhomme Richard)」
を指しています。
この艦名を持つ艦艇は複数存在しており、主に以下の
2つが知られています:
●. 初代 USS Bonhomme Richard(1779年)
アメリカ独立戦争時の帆船で、ジョン・ポール・ジョーンズ
が指揮を執りました。
名称の由来は、ベンジャミン・フランクリンがフランスで出版
した雑誌「Poor Richard’s Almanack(邦訳:
『貧しいリチャードの暦』)」に基づきます。
この船は1779年のイギリスとの戦闘で沈没しましたが、
「私はまだ降伏していない(I have not yet begun to fight!)」
というジョーンズの名言で知られています。
●現代の USS Bonhomme Richard(LHD-6)
1998年に就役した強襲揚陸艦(ワスプ級)で、アメリカ海兵隊の
上陸作戦支援を目的としています。
航空機や上陸部隊の輸送に使用され、多用途の運用能力を
備えています。
2020年にカリフォルニア州サンディエゴで火災事故が発生し、
大規模な被害を受けました。
この結果、修復が困難と判断され、2021年に退役となりました。
●歴史と役割
ボーン・ホーム・リチャードは、1998年に就役し、太平洋艦隊
に所属していました。
主に海兵隊の輸送や上陸作戦を支援する役割を担っており、
インド太平洋地域での米軍の活動において重要な存在でした。
艦名は、アメリカ独立戦争で活躍したフランスの私掠船
「ボーン・ホーム・リチャード」に由来しています。
この私掠船は、ベンジャミン・フランクリンが命名に関わった
ことでも知られています。
●2020年の大火災
2020年7月12日、サンディエゴ海軍基地に停泊中のボーン・ホーム
・リチャードで火災が発生しました。
火災の原因は、現在も調査中ですが、電気系統のショートが
疑われています。
消火活動は長期にわたり、艦体は大きな損傷を受けました。
●損失とその後
この火災により、ボーン・ホーム・リチャードは事実上の損失
となり、2022年7月、海軍は修理を断念し、廃棄することを決定
しました。
●なぜ修理を断念したのか?
損傷の広範囲:
火災により、艦内の構造やシステムに広範囲にわたる損傷が生じ
ました。
修理費用:
修理費用が非常に高額になると見込まれたためです。
新型艦の導入:
新型のアメリカ級強襲揚陸艦の導入が進んでいるため、老朽化した
ボーン・ホーム・リチャードの修理よりも、新型艦の運用に力を入れる
方針となりました。
●ボーン・ホーム・リチャードの遺産
ボーン・ホーム・リチャードは、その長い歴史の中で数多くの任務を
遂行し、米海軍の重要な一翼を担ってきました。
今回の火災は、米海軍にとって大きな損失であり、艦艇の安全管理や
火災対策の重要性を改めて認識させることとなりました。
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