コベントリー装甲車
コベントリー装甲車(Coventry Armoured Car)は、
第二次世界大戦中にイギリスで開発された装輪式の
装甲偵察車です。
正式名称は「Coventry Armoured Car Mk I」で、
主に偵察任務に使用される目的で設計されました。
より軽量なハンバー軽偵察車やダイムラー偵察車の
代替として設計されました。
この装甲車には2種類の量産型がありました。
マーク1は3人乗りの砲塔を搭載し、2ポンド砲と同軸
のベサ機関銃を装備。
マーク2では75mm砲を備え、砲塔乗員が2名に減らされ
ました。
最高速度は68km/h、行動距離は400kmで、戦場での
機動性を確保していました。
しかし、配備が遅れたため、イギリス陸軍では戦闘に
投入される機会がほとんどありませんでした。
その後、一部の車両がフランスに売却され、フランス領
インドシナでベトミンとの戦闘に使用されました。
●開発の背景
当時のイギリス陸軍で使用されていたハンバー軽偵察車や
ダイムラー偵察車の後継となる車両として開発されました。
ダイムラー社とルーツ・グループが共同で設計を行い、
ルーツ・グループが生産を担当しました。
●特徴
ダイムラー装甲車に似たレイアウトを持つ、先進的な設計
でした。
より強力なエンジンと武装を搭載していました。
操縦性を高めるために、後部にも操縦装置が備わって
いました。
●運用
コベントリー装甲車は、第二次世界大戦終盤に生産が
開始されましたが、終戦までに実戦に投入されることは
ありませんでした。
戦後、一部の車両がフランスに供与され、第一次インドシナ
戦争で使用されました。
●バリエーション
マークI: 40mm 2ポンド砲を搭載した最初の生産型。
マークII: 75mm砲を搭載した改良型。
●総括
コベントリー装甲車は、当時の装甲車としては先進的な設計
を持っていましたが、登場時期が遅かったため、その活躍の
場は限られました。
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