軽装甲車 M8 グレイハウンド
M8 グレイハウンドは、第二次世界大戦中にアメリカ軍
が使用した6×6輪の装輪装甲車です。
その高い速度と機動性から、主に偵察任務に用いられま
した。
イギリス軍からは「グレイハウンド」という愛称で呼ばれ
ました。
フォード・モーター社によって開発・生産され、1943年
から1945年までに約8,600両が製造されました。
この車両は、偵察戦闘車として使用され、最高速度90km/h
という機動力を誇りました。
主武装として37mm戦車砲M6を搭載し、副武装として7.62mm
機関銃M1919と12.7mm重機関銃M2を装備していました。
装甲は最大19mmで、軽量ながらも一定の防御力を持ってい
ました。
戦後も多くの国で運用され、一部の車両は改造されて対戦車
ミサイルを搭載するなどの派生型も存在しました。
日本でも戦後にアメリカから供与され、陸上自衛隊で使用
されていたことがあります。
●開発と特徴
M8は、当初は対戦車車両として開発されましたが、37mm砲の
威力不足から、偵察任務に最適と判断されました。
フォード・モーター社によって1943年から1945年まで生産され、
8,500両以上が製造されました。
高い機動性: M8は、その6×6輪駆動方式と強力なエンジンにより、
舗装道路での優れた速度と操縦性を発揮しました。
37mm砲: 主な武装として、M6 37mm砲を搭載していました。
この砲は、軽装甲車両や歩兵に対しては有効でしたが、重装甲
の戦車には力不足でした。
軽装甲: M8の装甲は、小火器や砲弾の破片から乗員を保護する
程度でしたが、対戦車砲や地雷に対しては脆弱でした。
乗員: 4名(車長、砲手、操縦手、副操縦手)
●運用
M8グレイハウンドは、第二次世界大戦中にアメリカ軍やイギリス軍
によって、ヨーロッパや太平洋戦線で広く使用されました。
その高い速度と機動性を活かして、敵の情報を収集したり、
味方部隊の前進を支援したりするなどの任務で活躍しました。
戦後も、M8は多くの国に供与され、21世紀まで使用された国も
ありました。
●派生型
M8には、以下のような派生型があります。
M20: M8の砲塔を取り外し、代わりに機銃を取り付けた指揮車両型。
T69: 75mm砲を搭載した試作車両。
M8グレイハウンドは、第二次世界大戦におけるアメリカ軍の代表的
な装甲車の1つであり、その高い機動性は、その後の装甲車の設計
に大きな影響を与えました。
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