MGM-134 ミゼットマン
MGM-134 ミゼットマンは、アメリカ空軍が1980年代
から1990年代にかけて開発していた小型の大陸間弾道
ミサイル(ICBM)です。
このミサイルは、ソ連のICBMに対抗するために移動
式発射システムを採用し、生存性を向上させること
を目的としていました。
●仕様
全長:14m
直径:1.17m
重量:13.6t
射程:11,000km
弾頭:W87 mod1 核弾頭(475kt)
発射方式:コールドランチ方式(ガス圧でミサイル
を射出後、点火)
●特徴
機動性: 道路移動式の発射車両に搭載され、高い
機動性を持つことが特徴でした。
これにより、敵の攻撃からの生存性を高めることが
意図されていました。
小型軽量: 従来のICBMに比べて小型軽量であり、移動
や配備が容易でした。
核弾頭搭載: W87 mod 1核弾頭を1基搭載し、高い攻撃
能力を持っていました。
●開発経緯
冷戦時代、アメリカはソ連の核攻撃に対抗するため、
ICBMの戦力強化を図っていました。
しかし、固定式のICBM発射基地は、敵の攻撃に対して
脆弱であるという問題がありました。
そこで、移動式のミサイルシステムである
ミゼットマンの開発が始まりました。
1980年代に開発が開始され、1991年には初の試験発射
に成功しましたが、冷戦の終結に伴い、その必要性が
薄れたため、1992年に開発は中止されました。
●開発中止後の状況
ミゼットマンの開発は中止されましたが、その技術は、
後のミサイル開発に活かされたと言われています。
また、近年、アメリカでは、再び移動式のICBMに関心
が高まっており、ミゼットマンのコンセプトが再評価
される動きも見られます。
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