北朝鮮のSLBM
北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発
を進めており、「北極星」シリーズがその代表例
です。
例えば、「北極星1号」は2015年に初めて発射され、
固体燃料を使用するミサイルとして知られています。
「北極星3号」はより進化したモデルで、日本全土
を標的にできる可能性があると報じられています。
SLBMは敵の攻撃を受けにくい戦略兵器であり、
北朝鮮にとって核抑止力の強化に重要な役割を
果たすと考えられています。
最近の発射実験は、北朝鮮の軍事技術の進展を示す
ものとして注目されています。
●SLBMの種類と開発状況
北朝鮮が開発・保有しているとみられる主なSLBMは
以下の通りです。
北極星(Pukguksong)系列:
北極星1号(KN-11):北朝鮮が最初に成功したと
されるSLBM。
2015年に試験発射に成功し、2016年8月には約500km
の飛翔に成功したと伝えられています。
北極星3号(KN-26):2019年10月に海中から発射実験
に成功したとされる新型SLBM。
通常軌道で発射された場合、飛行距離は約1900kmに
達する可能性があり、韓国全土と日本全土を射程に
収めるとされています。
固体燃料を使用しているとみられ、即応性が高いの
が特徴です。
北極星4号:2020年に公開された新型SLBMで、射程
2000km以上とされています。
新型SLBM:2021年10月に発射実験に成功したとされる
SLBM。
KN-23の変則軌道の技術をSLBMに適用したものと
見られています。
SLBMの重要性
●SLBMは、地上配備型ミサイルに比べて発見が難しく、
移動式のプラットフォームである潜水艦から発射
されるため、敵国の先制攻撃に対する報復能力
(第二撃能力)を確保する上で重要とされています。
北朝鮮は、このSLBMの開発を通じて、核・ミサイル
による抑止力を高めようとしていると考えられます。
●最新の動向
北朝鮮は、「国防科学発展及び武器体系開発5か年計画」
に基づき、核・ミサイルをはじめとする軍事力の強化を
継続しています。
SLBMの開発もこの計画の一環であり、今後も様々な
種類のミサイル発射実験や新型兵器の公開が続く
ものとみられます。
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