T34重戦車
アメリカのT34試作重戦車は、第二次世界大戦末期に
開発された試作車両で、ソ連の重戦車に対抗するため
に設計されました。
ソ連のT-34とは全く異なる車両であり、混同されがち
です。
T34は第二次世界大戦末期から戦後にかけて、アメリカ
が開発した試作重戦車です。
以下の特徴があります:
開発背景:ドイツのティーガーIIやヤークトティーガー
に対抗するために設計されました
主砲:強力な120mm T53砲を搭載。これは当時の戦車砲
としては最大級の火力でした
装甲と重量:65トンを超える重量と厚い装甲を持ち、
防御力は非常に高かったが、機動性に難あり
試験運用:1948年末〜1949年初頭にアバディーン試験場
などで試験が行われました
量産されず:技術的課題や戦略の変化により、量産には
至りませんでした
この戦車は、実戦には登場しなかったものの、アメリカ
の重戦車開発史において重要な位置を占めています。
ゲーム『War Thunder』や『World of Tanks』でも登場し、
ファンの間では人気のある車両です。
●開発の経緯
アメリカは大戦中、M4シャーマンを主力にしていましたが、
火力不足が明らかになりました。
その対応として、重戦車 T29(105mm砲)、T30(155mm砲)、
そして T34(120mm砲) が開発されました。
T34は対戦車能力を重視し、航空機用の120mm高射砲
(M1対空砲)を改造した 120mm戦車砲 を搭載。
●スペック(試作時)
重量:約65トン
全長:約11.3m(砲含む)
全幅:約3.7m
全高:約3.0m
主砲:120mm戦車砲(T53砲)
副武装:同軸・車体機銃(12.7mm・7.62mm)
装甲:最大280〜300mm相当の防御力(正面装甲)
エンジン:コンチネンタルAV-1790ガソリンエンジン
(810馬力)
最高速度:約22〜23 km/h
●運用状況
第二次大戦中に開発が進められましたが、終戦まで
に完成せず。
戦後もしばらく試験が続けられたものの、重すぎて
機動性に難があり、大量生産には至りませんでした。
実戦配備されることはなく、試作車2両が作られただけ。
この経験は後の M103重戦車(冷戦期)につながり
ました。
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