R-9 ICBM
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R-9大陸間弾道ミサイル(R-9 デスナ、NATOコードネーム:
SS-8 サシン)は、ソビエト連邦が開発した2段式の液体
燃料式大陸間弾道ミサイル(ICBM)です。
配備は1960年代中盤〜1970年代で、最終的に1970年代中頃
まで運用されました。
●主要仕様(代表値)
全長:約24.2 m。直径:約2.68 m。発射時総重量:約80 t。
推進剤:灯油(ケロシン)+液体酸素(低温酸化剤)。
最後のソ連製ICBMのうち、低温酸化剤を使ったものの
ひとつでした。
射程・弾頭:単弾頭(単弾頭式)で、ペイロード1.7–2.2 t
程度。
弾頭威力は文献により1.65 Mt〜(重装備で2.1–2.5 Mt相当)
と報告されています。
命中精度(CEP)はおおむね約2 km。
●発射・配備・運用
地上発射(地上発射台およびサイロ型)の両方が計画・製造
され、いくつかの発射拠点(Desna 系など)が建設・運用
されました。
即応性を高める設計で、発射命令から比較的短時間で発射
可能な自動化されたサイトもありました。
配備期間は1964年頃〜1976年頃にかけてで、1970年代前半
から中盤にかけて段階的に退役しました。
●事故・トラブル
1963年10月24日にバイコヌールでR-9をめぐる火災事故が起き、
酸素濃度の上昇した環境で出火したため多数の死者と格納庫・
施設被害を出した(いわゆる“Baikonur の黒い日”)。
●補足
NATO報告名は SS-8 “Sasin” として扱われますが、報告名
の使われ方や適用で混乱があった歴史的経緯(別機種への
誤適用など)もあります。
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