A20戦車
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A20戦車(A20 Heavy Tank / Infantry Tank)は、第二次世界大戦
初期にイギリスで試作された重歩兵戦車計画です。
実戦配備には至りませんでしたが、後のチャーチル歩兵戦車誕生に
つながる重要な開発段階でした。
●基本情報
国:イギリス
分類:歩兵戦車(重戦車)
重量:約40t
装甲:最大80mm
主砲:40mm 2ポンド砲(砲塔)+ 76mm榴弾砲(車体)
速度:24km/h
乗員:7名
●開発の背景
第一次世界大戦の塹壕戦の教訓を引きずり、
低速でもよい
強固な装甲で砲火に耐える
起伏や塹壕を越える走破性
を重視して設計されました。
当初はダンケルク以前の戦争観に基づいた戦車でしたが、
戦争の機動化により思想が急速に時代遅れになります。
●主な特徴(計画・試作段階)
装甲:当時としては比較的厚い(最大60mm級を想定)
武装:
車体前部に2ポンド砲(40mm)
砲塔または副武装として機関銃
足回り:多数の小転輪を持つ複雑なサスペンション
速度:低速(歩兵随伴前提)
●問題点
機構が複雑で信頼性に欠けた
機動戦が主流になる戦場環境に適応できなかった
砲配置が旧式で火力の柔軟性が低い
●その後
A20計画は1940年に事実上中止されますが、
車体構造
サスペンション設計
歩兵戦車としての思想
は再設計され、A22=チャーチル歩兵戦車として
結実します。
そのためA20は「チャーチル戦車の直接の祖先」
と位置づけられています。
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