スーパーシャーマン 戦車
イスラエル国防軍(IDF)がM4シャーマンに独自の改良を
重ねた「スーパーシャーマン」シリーズは、まさに
「魔改造」の代名詞とも言える戦車です。
元々は第二次世界大戦期の戦車ですが、イスラエルはこれ
を1970年代まで第一線で使い続け、ソ連製のT-34/85や
T-54/55といった格上の戦車とも渡り合えるレベルにまで
引き上げました。
スーパーシャーマン(Super Sherman)は、イスラエルが
M4シャーマン中戦車を大幅改修して1950年代〜60年代に
運用した強化型戦車で、主にM50とM51の2系統があります。
特にM51は105mm砲を搭載し、第三次中東戦争などで大きな
戦果を挙げたことで有名です。
●スーパーシャーマンとは?
イスラエル国防軍(IDF)が、第二次世界大戦後に大量
保有していたアメリカ製 M4シャーマン を近代化改修した
戦車の総称です。
海外では M50 Super Sherman と M51 Super Sherman
をまとめて「Super Sherman」と呼ぶことが多いですが、
IDF自身はこの名称を公式には使用していません。
●主なバリエーション
M50 Super Sherman
主砲:75mm CN-75-50(AMX-13の砲)
開発:1954–1955年、製造:1956–1962年
生産数:約300両
M4シャーマンの車体にフランス製75mm砲を搭載し、
当時のアラブ諸国の戦車に対抗するために改修された
モデル。
M51 Super Sherman(Isherman)
主砲:105mm D1504(AMX-30用105mm砲を短縮したもの)
特徴:巨大なマズルブレーキ、延長された砲塔後部
(カウンターウェイト)
実戦投入:1967年 第三次中東戦争 ほか
T-55やIS-3などソ連製戦車に対抗するために火力を
大幅強化したモデル。
その長大な砲身と迫力ある外観が特徴。
●運用と戦歴
スエズ危機(1956)
第三次中東戦争(1967)
第四次中東戦争(1973)
レバノン内戦(1982)
など、1950年代〜80年代初頭まで長く実戦投入され
ました。
●どんな戦車だったのか?
スーパーシャーマンは、旧式化したM4シャーマンを 火力・
機動力・信頼性の面で現代化し、1950〜70年代の中東戦争
で実用レベルに引き上げた成功例 として評価されています。
特にM51は、105mm砲の強力な火力により、より新しいソ連製
戦車に対しても十分な戦果を挙げたことで知られています。
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