長距離誘導爆弾のJDAM-ER
JDAM-ER(Joint Direct Attack Munition – Extended Range)
は、通常のJDAM(Joint Direct Attack Munition)に追加の
翼を取り付けることで射程を大幅に延長した精密誘導爆弾です。
JDAM自体は、無誘導爆弾にGPS誘導キットを装着することで
精密誘導兵器に変えるものであり、これにより既存の無誘導
爆弾を安価に高精度兵器へと転換できます。
JDAM-ERは、GPSと慣性航法システム(INS)を組み合わせた
誘導システムを使用しており、悪天候や視界不良の条件下でも
高精度な攻撃が可能です。
最近では、ウクライナに提供されるJDAM-ERにGPS妨害の照射源
を攻撃する能力が追加されるなど、さらなる改良が進められて
います。
JDAM-ERは、戦術的な柔軟性を高め、敵の防空網に対するリスク
を軽減するために重要な役割を果たしています。
また、コスト効率の面でも優れており、既存のJDAMシステムを
ベースにしているため、比較的安価に製造・運用が可能です。
●JDAM-ERの特徴
高精度な誘導:
JDAM-ERはGPSや慣性航法装置などを利用し、目標を高い精度で
攻撃することができます。これにより、民間人への被害を最小限に
抑えつつ、軍事目標をピンポイントで破壊することが可能となり
ます。
射程の延長:
JDAM-ERは、通常のJDAMに比べて射程が大幅に延長されています。
これにより、攻撃目標までの距離が離れた場所からでも精密攻撃
が可能となり、攻撃側のリスクを軽減できます。
汎用性:
既存の自由落下式爆弾に装着できるため、様々な種類の爆弾を
精密誘導兵器に変えることができます。
JDAM-ERは、航空機から投下されると、翼が開き、滑空しながら
目標に向かって飛んでいきます。
GPSや慣性航法装置によって自身の位置を把握し、あらかじめ設定
された目標地点に向かって誘導されます。
目標に接近すると、内部のセンサーが目標を自動的に認識し、
命中します。
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