MGM-31 パーシング
MGM-31 パーシングは、アメリカ陸軍が開発した
準中距離弾道ミサイルです。
冷戦時代に、ソビエト連邦の脅威に対抗するため
に配備されました。
MGM -31パーシングは、マーティン・マリエッタが
アメリカ陸軍向けに開発した固体燃料の2段式戦域
弾道ミサイルです。
これは、PGM -11レッドストーンミサイルに代わる
核兵器搭載可能な戦域レベルの主力兵器として設計
されました。
パーシングミサイルシステムは、パーシング1や
パーシング1Aなど、さまざまなバージョンで配備され、
後に改良されたパーシングIIが導入されました。
パーシングミサイルの射程距離は約460マイル
(740キロメートル)で、TNT火薬換算で
60 ~400キロトンの威力を持つ核弾頭を搭載する
ことができました。
1960年に初めて試験発射され、パーシング1システム
は1963年に配備されました。
このミサイルシステムは、中距離核戦力全廃条約の
成立に伴い、 1991年に廃止されました。
●概要
開発: マーティン・マリエッタ社
種別: 準中距離弾道ミサイル
射程: 740km(パーシングI)、1,770km(パーシングII)
弾頭: 核弾頭(W50、W85)
推進方式: 2段式固体燃料ロケット
誘導方式: 慣性誘導(パーシングI)、慣性誘導+終末誘導
(パーシングII)
配備期間: 1962年 – 1991年
●特徴sitemap.xml
高い機動性: 移動式発射機に搭載され、展開・発射が容易。
高い命中精度: パーシングIIでは、終末誘導により命中精度
が向上。
核抑止力: 核弾頭を搭載し、戦略兵器として重要な役割を
担った。
●パーシングIとパーシングII
パーシングI: 射程740km、核出力400ktのW50核弾頭を搭載。
パーシングII: 射程1,770km、核出力5~80ktのW85核弾頭を搭載。
終末誘導により命中精度が大幅に向上。
パーシングの名前は、第一次世界大戦で活躍したジョン・
パーシング将軍に由来。
パーシングIIは、当時のソ連のSS-20ミサイルに対抗する兵器
として、NATO諸国にも配備されました。
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