MGM-1 マタドール
MGM-1 マタドール (Matador) は、アメリカが開発した
初期の巡航ミサイルの一つです。
第二次世界大戦後の冷戦期に、戦術核兵器として運用
されました。
MGM -1マタドールは、第二次世界大戦後に米国が開発
した初の実用地対地巡航ミサイルです。
グレン・L・マーティン社が設計し、1949年に初飛行
しました。
このミサイルはドイツのV-1飛行爆弾とコンセプトが
似ていたが、飛行中の進路修正を可能にする無線指令
システムを搭載しており、精度が大幅に向上しました。
マタドールは小型ターボジェットエンジンを搭載し、
核弾頭を搭載可能でした。
最大射程距離は約1,000キロメートル(620マイル)で、
最高速度は時速650マイル(1,050キロメートル)に
達することができ、このミサイルは1952年から1962年
まで運用されました。
●特徴
開発国: アメリカ合衆国
運用期間: 1950年代~1960年代
用途: 地上発射型巡航ミサイル
推進: ジェットエンジン(Allison J33 ターボジェット)
速度: 亜音速 (約1050 km/h)
航続距離: 約965 km
誘導方式: 慣性航法および無線指令誘導
弾頭: W5/W7核弾頭(出力:最大40kt程度)
●運用
MGM-1 マタドールは、ヨーロッパに配備され、ソ連を
標的とする戦略的な抑止力の一部として機能しました。
しかし、技術の進歩に伴い、より精度が高く扱いやすい
弾道ミサイル (IRBM, ICBM) や巡航ミサイル
(MGM-13 メースなど) に取って代わられました。
●影響と後継
マタドールはアメリカ初の実戦配備された巡航ミサイル
であり、その後のトマホーク (BGM-109) などの発展に
つながる重要なステップでした。
誘導技術や推進技術の発展にも貢献しました。
●その他
マタドールは、スペイン語で「闘牛士」を意味します。
初期の誘導方式は精度が低く、改良が重ねられました。
核兵器搭載型以外に、訓練用の非武装型も存在しました。
「ミサイル」カテゴリーの関連記事


