AGM-122 サイドアーム
AGM-122 サイドアーム(Sidearm)は、アメリカが
開発した対レーダーミサイルです。
主にヘリコプターや軽攻撃機向けに設計され、敵の
防空レーダーを攻撃するために使用されました。
もともとは短距離空対空ミサイルのサイドワインダー
をベースにしており、シーカーと信管を変更すること
で対レーダーミサイルとして改造されました。
1980年代にモトローラ社から提案され、1981年から
試射が開始されました。
1984年から1990年にかけて約700発が改造されました
が、完全な新造モデルであるAGM-122Bは採用されませ
んでした。
このミサイルは、アメリカ海兵隊の航空機や
ヘリコプターで運用されていましたが、ミサイル
の射耗とともに運用は終了しました。
性能は高くなかったものの、コストパフォーマンス
に優れた兵器として評価されました。
●特徴
ベースとなった兵器: AIM-9 サイドワインダー
誘導方式: 受動レーダー誘導(パッシブ・ホーミング)
運用プラットフォーム: ヘリコプター、軽攻撃機
目的: 敵防空網のレーダー施設や防空レーダーを破壊
●運用と退役
AGM-122 サイドアームは1980年代に開発・配備され
ましたが、より高度な対レーダーミサイル
(例: AGM-88 HARM)の登場により、徐々に運用が
縮小されました。
現在ではアメリカ軍ではほぼ使用されておらず、
退役したと考えられています。
このミサイルは、低コストで小型の対レーダー攻撃
手段を提供するという点で有用でしたが、射程や
威力の面でHARMには及ばず、限定的な運用に留まり
ました。
●主な仕様
全長: 2.87m
直径: 12.7cm
重量: 88kg
射程: 約16km
誘導方式: パッシブレーダー誘導」
AGM-122 サイド・アームは、湾岸戦争などでも使用
されました。
近年では、より高性能な対レーダーミサイルが登場
しており、AGM-122 サイド・アームは退役が進んで
います。
AGM-122 サイド・アームは、小型軽量で運用性に
優れた対レーダーミサイルとして、一定の役割を
果たしました。
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